童心にかえって、雪だるまを作ってみたなり。

ここのところ東京にも何度か雪が降って、ちょっとだけ積もりました。
そんな雪を見ていたら、雪だるまを無性に作りたくなったのです。

雪だるまを作るなんて、いつ以来だろう…。
雪だるまがどんなものかすら、もう忘れてしまいそうだ…。
何か大切なものを失ってしまいそうな気がする。
そんな大人になってはいけない!!

早速、童心にかえって、雪だるまを作ってみることにしました。
メルヘンチックな雪化粧の中、忘れかけた心と記憶を辿りながら…。

しばらくの後、その雪だるまは産声を上げたのでした。

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雪達磨

(写真はクリックで拡大できちゃいます)

えっ?? 達磨って、普通こうでしょ??
言葉に偽り無し。達磨だよ、達磨。雪達磨だよ!!

童心にかえった気がしない…
大切なものを、既に失っている気がする…

何だかご利益がありそうだったり、微塵も無さそうだったり…。
一応、拝んでおくことにしました。「ゴメンね…」(-人-)
(なんで謝ってるんだろう…?)

ちょっと恐い感じがするのは、白目だからでしょうか?(汗)
目をちゃんと入れてみたら、可愛くなるに違いありません。

早速、目を入れてみたのがこれです。

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雪達磨に目を入れてみた

(写真はクリックで拡大できちゃいますので、注意)

怪しすぎる!!
これは確実に、今日の夢に出てくるね!! (@_@;)
しかも、踊りながら大群で迫り来る大スペクタクル長編三部作っ!!


思えばこれを作ってる姿も、リアルに怪しかった可能性があります。
まぁ、それは気のせいでしょう…。うん、気のせいだ…。
気のせいだって!!


たそがれ雪達磨

放置・・・・・・。

ご近所の皆さん、ごめんなさい。



御岳山とちょっと紅葉と落ち葉と 〜 2010年11月

御岳山へ行こう

「今年、御岳山みたけさんの紅葉みたっけ?・・・見ておらんので、見てこーよう!」
そんな私の独りオヤジギャグも、町ではこだましてくれない。最近こだま不足だと思う。 …そうだ、山へ行こう。

私は、登山と夜逃げ兼用のリュックを背負い、自転車に股がった。とりあえず駅まで行こう。そうすればきっと、進むべき道が見えてくる。
そうしてペダルを漕ぐこと、約2時間半。私は、駅へ到着した。

御岳駅
御岳山へ登るには、この駅が便利だ。

そのとき気がついたことがある。いきなり現地の駅へ来てしまったら、電車に乗れないではないか! 思えば、駅に来たこと自体に全く意味がない。便利でも何でもないよ。

こんなウッカリ屋さんの私は、きっと最近疲れているんだ。…そうだ、疲れている。だってもう脚がパンパンで動かないんだ!

癒しを求めて山へ

山はきっと、この疲れた私と、私の脚を癒してくれるだろう。ここから徒歩で山へと向かう。

その前に、多摩川上空より写真撮影だ。
川沿い左の木々奥の稜線手前から(たぶん)、日の出山、御岳山、大塚山。その奥(正面)はわからない。きっと奥だから奥多摩だ。

川沿いを歩く。紅葉は始まったばかりのようだ。それでも多量の木の葉が舞い、降った木の葉が薄い氷のように川面を流れる光景も見られた。

川を後にし、麓の大きな鳥居を潜ると、徐々に上り坂となっていく。脚がつりそうだが、何とか持ちこたえていた。

魅惑なるケーブルカー

ケーブルカーの滝本駅まで辿り着いた。ここから山頂付近まで行けるケーブルカーはとても便利だ!

しかし思うのだ。
ここまで電車やバスや車で来た人が、ケーブルカーに乗るのは頷ける。だが自転車と徒歩で来ておきながら、ケーブルカーはないだろう。どこか美しくない。どうせなら最後まで美しく飾り、美しく散りたいと思うのが人情というものだ。(最後か?!散るのか?!)

「縄に繋がれて登るなんて、オレはごめんさ! 自由万歳!!」

自由を豪語する私の足取りが、かなり不自由なのは気のせいか。ケーブルカーから不自然に顔を背け、よたよたと山道へ向かう私は、美しかった…のか。
出迎えてくれるのは、石の鳥居、イチョウとスギの大木。ここから本格的な登りとなる。

山、真っ最中

ひたすら登る。御岳山は主に杉山だ。調子がいまいちで、気をつけている歩き方も崩れて道中がとても長く感じた。

今回印象的だったのは、落葉らくようだ。
木の葉が吹雪のように舞い、ときには人の顔ほどの大きな固い葉がガッサガッサと落ちてくる。何だか楽しい。
時折強い風が吹くと、遠くの山々は霧吹きのように木の葉の粒を吐き出し、舞い上げる。それはチラチラ瞬く金色の粒となり、のんびりと山へ沈殿する。

登りは一段落。
ひとまずケーブルカーの上の駅である、御岳山駅へ向かう。ここは見晴らしが良い。しばらくお弁当を食べて過ごす。

麓を望む。
山と山の間の灰色部分が、多摩川に沿った町並み。そこを自転車で来た。一番手前の町並みがおそらく御岳駅近くで、川から写真を撮ったところ。蛇行しながら右上へたどり、右画面外の地平線の彼方(次の写真の山の裏方向)が自宅の方かな。

日の出山を望む。
ぼちぼち紅葉してる。霞み気味だった。

ちなみに景色を見ながら帰りのことを考えてはいけない。…と思うと、余計に考えちゃったりする(汗)
…どう見ても無理でしょ、帰るの
…まぁ、いいや。(いいのか?!)
とりあえず山頂まで登ろう。あと一踏ん張りだ。

途中で、大塚山を撮影。奇麗だったけど、過去に撮った写真の方が紅葉してたなぁ。


とうとう登頂

ついに山頂の御嶽神社みたけじんじゃへ到着!
山頂まで、参ったぞ~っ! いや~、足が痛すぎる。流石に参った参った。山頂へ参って、参っているところだが、もうひと参り…と。

神社で、お参り!
どうか神様が幸せでありますように・・・」(-人-)
この願いを神様が叶えるとしたら、神様は自ら神頼みするのか、自分で頑張ってみるのか??…といいつつも、神様が神頼みする姿はどうにも適わんなぁ(笑)


後は、帰るだけ。
「だけ」といってもね…。「だけ」だから、とってもつまらなくて、なぜか行きより遠く感じて、なぜかいつも向かい風で、何故か1つずつ赤信号にひっかかって…、すぐ暗くなって、寒くて、寂しくて、疲れてて、辛くて…。

でもね、歯を食いしばって、頑張って、それを乗り越えた先にあるのは・・・

・・・普通に自宅があるだけだよ。ハハハ。


さて、来た道を下り、自転車に乗り、私は散らずに無事(?)帰宅した。
息絶え絶えの私は思う。こんなバカげたことをしている私は、頭がおかしいのではないかと。しかし、体の方がもっともっとおかしくなってるので、もうどうでもよくなって、飯を頬張り、風呂と布団に倒れ込むのだった。

めでたし、めでたし。
おめでたし。


最後に、御岳山のお土産屋さんの通りの写真。
御岳山は、山の上に町がある。神社を守る人々が住むという。歴史を知ると面白いかも知れない。

今回の写真は一眼レフではなく、フジのコンデジF710(未だ現役!)で撮ったよ。
最後まで読んでくれてありがとう!

あ~、しまった!!
こだまのことを忘れてた。こだまが聞きたかったのだ。私のこだま不足はまだまだ続く・・・

おしまい



ダイヤモンド富士やま、見た!! 〜 2008年12月

富士山頂に日が沈む「ダイヤモンド富士」…そんな光景を見てきました。

(写真はクリックで拡大します。あまり拡大しないのもあります)


いざ高尾山へ…


まずは高尾山の山頂でのこと。ここでは冬至の前後に見られるそうです。


高尾山麓にて

高尾山麓のケーブルカーの駅

この日も懲りずに自転車でやって来ました。いつも我が西東京市から2時間弱で着きます。

早めに出発したのでのんびり来る…はず、だった。(^_^;)



道中にて…(回想)

ギ、ギアが、壊れてるっぽい…。(一応叫んどく)ギア〜〜〜ッ!! (@o@;)
モンキースパナと携帯ペンチで、可愛くないカニさんになりながら調整。猿蟹合戦で思わぬ時間を食ってしまった。油で手が真っ黒。手がすべるわすべるわ。ギャグもすべるわ。
そんな訳で、かなり焦って到着。息絶え絶え。

新型ケーブルカー

新ケーブルカー

ケーブルカーが新しくなったみたい。本当は二台ある両方とも撮りたかったけど、時間がなく泣く泣く諦めた。ダイヤモンド富士の時刻まで、あと1時間しかないのだ!(素直にケーブルカーで登れば余裕で間に合ってる気が…)

さて、登山!

自転車で来たら、徒歩で登山。いつもニコニコ最後まで肉弾戦。今日は休憩全く無し!
一号路を逝く・・・ぜぇぜぇ・・・ぐあっ・・・げほぼっ・・・ふもょら・・・(略)・・・

登頂!

混み合う高尾山頂

いきなり登頂〜〜〜っ!!!
何だこの人ごみは…。ここは都心か?!(去年もそうだったけどね)

速歩き

後でわかったけど、徒歩登頂43分30秒の自己新記録。
45分を切るのはもう走らねば無理と思っていたので、速過ぎで驚き。しかも階段で足止め喰らったのに。この日は途中の分岐で男坂を使ってみたので、その方が断然速いらしい。登頂を速さで楽しみたい人は、男坂がお得みたいです。自分の歩行の探求とは逸れますが、気が向いたらまた男坂で挑戦してみます。ちなみにいつもは女坂使用。女坂なので美女がたくさん登っていると思い…年配の方に登山が流行ってるそうな。

ダイヤモンド富士なるか?!

さて、間に合ったみたい。ぼ、僕の(?)ダイヤモンド富士はっ?!
自転車と登山の長い長い道のりでやってきたのですが…

ダイヤモンド富士5分前

うわぁっ、また(また?!)曇が被ってやがるぅぅ〜〜っ!! (T_T)
写真中央に薄ら右上がりの線。正に右の雲の後ろが、富士山頂ってことだ…。「今日はダメだな…」辺りの人が漏らし始めた。

5分後…
く、雲が消えた…。何故か消えた!!

ダイヤモンド富士!!

「凄い!」「きれい!」などと歓声があがる。シャッター音が聞こえ始めた。
ダイヤモンド富士が、始まったのだっ!!!

ダイヤモンド富士

数分のチャンスで撮りました。レンズと腕がへなちょこでお見苦しいですが、こんな感じです。

ダイヤモンド富士

少しアップで。望遠450mm(35mm換算)でこのくらいの大きさ。

25日の朝日新聞のむさしの欄で、同じような写真が紹介されていました。誰だかわからないけど同じ場所にいた人だ〜! (^_^)

ダイヤモンド富士

あぁ…、沈んだ…。わずか数分の出来事…。
最後に拍手している人も。雲を見て諦めた人が終わってから戻ってきて、更にガッカリしてた(涙)。
道中の苦労が走馬灯のように思い起こされる。帰りの道中のことは決して考えないようにしよう…。

ダイヤモンド後

ダイヤモンド富士後 ダイヤモンド富士後

富士山左が暗いのは、手前の空気に影が出来てるんだと思う。アップして山頂見てみて。暖色系のくせにメチャ寒そうだよ。

太陽が見えなくなってすぐ、高尾山も一気に冷えてきた。手が凍りそう。登りで汗をかいたので、冷え過ぎ。放射冷却。凍るって…。
別の走馬灯が見えてきた(笑)ので、山頂の影で着替える。寒中水泳な気分・・・でも不思議と暖かいような・・・寝ちゃダメだっ!!

しばらく山頂でジッと過ごす。小動物のように小刻みに震えながら。でも全然可愛くはないのだよ。ニコッ
5時過ぎた。そろそろ良いかも。

夜景を眺めながら下山


夜景

山頂からの夜景

去年知ったのだけれど、夜景がやけぃに(…。)きれいなのだ!!

この夜景を所々見ながら、下山する。



下山について


ダイヤモンド富士の時期は臨時ケーブルカーが出ていて、この時間でも乗って帰れるはずです。(調べてね)

使わないで下る人もチラホラいます。僕も使わないんだけど。

ライトは何時でも持っていた方が良いですが、夕暮れ時にライトを忘れた人は1号路以外はぜひとも下りないで。

1号路も中腹のケーブルカー駅までは電灯が大体ありました。年中点いているかは不明。

それより下は、基本的に真っ暗です。舗装はされてます。


真っ暗闇で…


真っ暗な道を行く。今年は月も出てなくて、本当に真っ暗。

慣れた舗装された道というのもあって、敢えてライトを点けないで歩いてみる。結構楽しい。

(溝と縁に注意。お勧めはしない)


ときどき山の木々の上を何かが追ってきて、変なしゃがれ声を出したりするのだ!…って、その時は怖くなかったけど、今考えたら結構怖いかも…。(@_@;)

(でも闇の中、僕とバッタリ出逢った人はもっと怖かったかも)

感度1600でシャッタースピードを10秒にして撮ってみたけど、この世のものは何も写らなかった。


夜景

金比羅台からの夜景

金比羅台で夜景を見る。1号路から1分寄り道するとこんな景色があります。


走ってる電車が見えると楽しい。「何処を通ってきたのだろう?」と道を辿るのも楽しい。

しかし同じことだけど「何処を帰るのだろう?」と辿った瞬間に目の前が真っ暗になった…。もともと真っ暗だけど。



舗装してない道で少し下っていたら、闇の中を4人の学生(?)がライトを点けずにガヤガヤ上がってきた。たまたま直前でライトを点けたらびっくりしてた(笑)。これから登りかい!

「気をつけてね〜」と挨拶。何かあっても助けられなければ助けられないよ、と思う。…脳から「自分の方が危ない」というツッコミが(汗)。



無事終了…


そして、この無理矢理な楽しさと寒さで脳を麻痺させながら、無事に帰ってきました!!

今週は(今週?!)ダイアモンド富士がちゃんと見られて良かったよ!!

今年はこれで最後だな。執念で撮った気がする…。


高尾山のはおしまい!




東久留米駅のダイヤモンド富士


おまけで、西武池袋線の東久留米駅、富士見テラスからのダイアモンド富士。こちらは近所。

こっちの方が良く撮れているとかいうツッコミは禁止!(笑)


ダイヤモンド富士

東久留米駅より

ダイヤモンド富士

ダイヤモンド富士



最後に…


ところでどうして「ダイヤモンド」富士なんだろう? 日本語でいうと、金剛石富士山か!?


最後まで、読んでくれてありがとう!!