手回し発電が好き!! 3.自転車用手回しライト 〜 2011年07月

手回し発電ライト&ラジオを2種類買ってしまったという話の続編です。今回は以前から使っている、自転車用手回しライトを紹介します。



自転車用手回しライト

昔から使っている自転車用ライトですが、現在も売っています。
大橋産業(株)の自転車用手回しライト。ホームセンター等の自転車売場でたまに見かけます。1500〜2000円位なり。

自転車用手回しライト

なんといっても安心して外で使える、防雨構造が素晴らしい!

LED1灯、3灯、3灯点滅を切り替えられます。自転車から外せば、簡易懐中電灯としても使えます。
ライト機能しかない分、手回しハンドルを含めてかなりコンパクト。



自転車につけたところ

ライトはワンタッチで自転車に付けられます。もちろん取り付け用部品も付属。

不満点は時間が経つと暗めになること。電池の持ちは、話半分。でも裏技発見。電池が空になった状態での充電は早めに暗くなります。少し使った後でまた充電するとしばらく持つ感じです。



サイクリング&登山で重宝

山の麓まで自転車で行き、徒歩で登山して帰ってくる…ということをたまにやるので、一石二鳥で重宝しています。
これのヘッドライトタイプをネットで見かけるので気になってます。頭に付けるバンドを自作すればいいかな。ストラップは夜の山で落とさないように自分で付けました。


足回し充電の話

自転車ライトに関していえば、ハブ・ダイナモ付きの自転車がお勧めです。車輪の軸に発電機が付いていて、ペダルが重くなりません。ライトの点け忘れもありません。数千円高くなる感じですが、自分や他人の安全の為にも良い選択ではないでしょうか。ママチャリでよく見かけ、私も持っています。



最後に

電池が無くなったら、停電したら、どうにもならない…。
そんな状況に対して、自分のところで何とか出来うる環境を築き、しかも迷惑をかけないのであれば、優れた生き方だと思います。手回し発電のような些細なことであれ「自分に必要な分を自分で発電して使う」ことは、素晴らしくて楽しいことだと思いませんか???

最後まで見てくれて、ありがとう!



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手回し発電が好き!! 2.手回し充電ラジオ付きダイナモラジオ 〜 2011年07月

手回し発電ライト&ラジオを2種類買ってしまったので、話のネタにしています。
先日紹介した商品を買って1時間もたたずに、違う店で買ってしまった(汗)商品を紹介します。


手回し充電ラジオ付きダイナモラジオ

前回の商品と機能的には同じなのに、買ってしまった!(汗)
メーカーはマリン商事。色々な名前で売られているのか、確実な検索方法がわからない。2000円位なり。

手回し充電ラジオ付きダイナモラジオ

手に収まる形と125gの軽さ!!
その理由だけで、まさかの衝動買い。ハイキング登山で使えるよこれ。

手回しハンドルは裏側に収まっている。
ストラップ途中の金具までアンテナがきてて、その先人体をアンテナにする発想が凄い!(笑)



付属品

機能は、ライト、AM/FMラジオ、携帯充電、サイレン音。乾電池は使えない。
付属品は、携帯充電用プラグとコード。



スイッチ部分

不満点は、やっぱりサイレン!!
真ん中がオフのスライドスイッチ。ライトオフ時にスライドし過ぎてサイレンが鳴り響くのは、設計ミスレベル。またカバンの中で何かに触れて鳴っちゃうとか困るでしょ。…という訳で、スイッチの溝を埋めてサイレンを永久オフに。



自由樹脂

溝を埋めた「自由樹脂」。60度のお湯で粘土状になり、常温で固まるプラスチック。ホームセンター等で売ってる。便利。



意味不明な怖いイメージ図

これでもLED3灯で明るめな製品だけど、光が青白っぽい。一寸先も見えない真っ暗な山の中で使ったら、かなりドキドキ体験だろう。(@_@;)




アンテナ感度と携帯充電の注意は、前回の記事を見て下さい。


本日のまとめ

手回し発電大好きです(笑)。過去に3種類は使った覚えがあります。まだ現役のものが1つありますので、次回はそれを紹介。自転車用手回しライト。便利です。
見てくれて、ありがとう!


ところで、手回し発電扇風機ってないだろうか?(発電する意味あるのか?!最初から羽を回せ!!)



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手回し発電が好き!! 1.充電式ライトラジオ 〜 2011年07月

手回し発電ライト&ラジオを2種類買ってしまったので、話のネタにします。
この手の商品、震災直後は品薄でしたが、近頃はホームセンターなどに山積みになっていることも。私は手回し発電大好き(笑)で、震災前から自転車や山登りで常用していたのですが、またまた買っちゃいました。


充電式ライトラジオ

お店で見て、すぐ買ってしまったのがこれ。
メーカーはよくわからず。中国製で色々な輸入会社経由っぽい。商品はRL7-785KLで検索。2000円位なり。

充電式ライトラジオ

如何にもラジオなデザインで、高級感はないがわかり易い。手回しハンドルはたためば、それ程出っぱらずにコンパクト。
(10年程前に買った手回しラジオの大きさは、この2倍はあった)



付属品

機能は、ライト、AM/FMラジオ、携帯充電、サイレン音。単四乾電池×2本でも使用可。
付属品は、携帯充電用コードとプラグ、ストラップ(本体写真)。



サイレンのスイッチ

不満点は、サイレン!
若干押しの深いボタンだが、何かの拍子に押されたら大きな警戒音が鳴り響く。使わないときはスイッチを「電池」にし、電池を入れないでおけば、不意なサイレンは防げるかもしれない。



手回し携帯充電について

非常時だけ使った方がいいと思います。定かな情報ではありませんが、常用すると充電池の寿命が縮むと聞いたことがあります。普段はメーカーの充電器を使いましょう。


ラジオの感度を上げるには

余談ですが、ラジオの感度を上げたいときは、FMはアンテナを長くし、AMは「本体の向き」(本体にAMアンテナが入っている)で調節します。この手のラジオは大体同じはずです。



本日のまとめ

天の邪鬼な私は、震災後のブームで買うのは嫌なのですが(笑)、真面目な話こういう製品は持っていた方が良いと思っています。

実はこの製品を買って1時間経たずに、別のお店で全く同じような手回し製品を買っちゃいました(汗)。次回はその紹介をします。
見てくれて、ありがとう!



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震災から約3ヶ月の岩手県で見た光景 4.種市町、田老港 〜 2011年6月2日

約1ヶ月前の6月初頭(震災から2ヶ月と3週間後)に、岩手県に行きました。
前回までに引き続き、現地で撮った写真を公開します。最終回です。

今回もまた津波による物的被害の写真が大半を占めます。
毎回しつこく書きますが、写真は「見せたい部分のみを切り取る手法」なのでどうしても演出になる傾向があります。報道の映像や写真ではなく実物を見たいと思って現地に行った私が、その写真をお見せしているというジレンマがあります。“カメラのファインダーという視点からの”…1つの事実として見て頂ければと思います。
お読みでなければ、初回の記事から読んで頂けると嬉しいです。


種市町

種市町の、たねいち海洋公園に立ち寄った。ここでは被害の状況を間近で見ることが出来た。

シーサイドハウス入口にて

海水浴場の施設。
色々写真に入れようとして、意識し過ぎた写真になってしまった。



破壊されたボイラー?

破壊されたボイラーか何か。



壊れた天井

壊れた天井。



AEDの装置

放置されていたAEDの装置。



破壊されたトイレ

破壊されたトイレの様子。



ロッカーの散乱する更衣室

ロッカーの散乱する更衣室。



止まった時計

止まっていた時計。



寝てしまった看板

寝てしまった看板。
植物の被害も。倒れなくても塩でやられてしまう。



倒された柵

倒された柵。
写真にはあまり写っていないが、舗装の剥がされた箇所もたくさんあった。



折れ曲がった柵

折れ曲がった柵。



倒壊した休憩所か何か

倒壊した休憩所か何か。



倒された防波堤の柵

防波堤の柵。



ウニの養殖場?

案内してくれた方によると、ウニの養殖場ではないかと。散乱しているのは水槽か。



壊れた車を載せたトラック

帰り道ですれ違ったトラック。壊されたたくさんの車を運んでいた。



田老

翌日、帰りに再度通りかかった、田老港。

田老港近く住宅地の被害

改めて凄い被害だと思った。
正直初日は、目の前でまざまざと見ているはずなのに、よく理解できなかった感じがある。



被災された建物

被災された建物。



田老観光センター

田老観光センター。
観光業も大変だと思います。ピンチをチャンスに変えるぐらいの秘策が見つかるといいのですが…。



最後に…

風車

都合で、秋田県へ出て日本海側を通って帰りました。



以上、種市町と田老港の写真でした。
これまで4回に渡り、岩手県の宮古港から、田老港、田野畑村、普代村、野田村、久慈市、種市町の写真を公開しました。
現地に詳しい人の案内でこれらの地域を巡ることができました。感謝いたします。宮古港から南の地域は、車で入りにくそうとのことで候補から外しました。

まとめ

津波の被害を受けたところと受けなかったところでは大きな差があると思いました。
津波の惨状を見てハッキリと感じたことは、ごく単純に「海辺で地震にあったら(津波がきたら)まず逃げる」ということで、それは肌で感じました。それに加えて「周りの人を引き連れて逃げましょう。それを伝えていきましょう」ということを思いました。他は呆然としてしまって、どう考えていいのかわかりません。あと実際に津波の被害を見たら、感傷的な気分が逆に減った気がします。被害が少ないという意味ではなくて、暗闇に隠れていたものの正体が少し見えたような気分です。

ひと月前の積み上がった瓦礫をくぐり抜けた方が、今回「よく片付けたわ…」と関心していました。そういう意味では復興が全く進んでいない訳ではないことがわかりました。関係者のもの凄い努力から、一筋の希望を感じることが出来ました。これは自分の気持ちにも大きく影響を与えました。
しかしながら、生活の場としての復興はまだまだ進んでいないといえます。仮設受託を建てる場所がないなど、地域の事情もたくさんありそうです。よく阪神大震災の復興と比べられますが、規模の違いや津波の被害、現地に行く手段(道路の数など)が少ないことなどを考えると、単純に比べられないと思いました。
ともかく大変な状況ですが、コツコツと地道に生活を取り戻そうとしている方々が一番偉いのだと思いました。

今回は、公開する意味やどのようにお伝えすればいいのかと、私自身が迷う場面が多く、何となく歯切れの悪い記事になったかもしれません。思ったことや写真を眠らせておくよりはいいかな?…と思った次第です。
見ていただき、ありがとうございます。



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震災から約3ヶ月の岩手県で見た光景 3.普代村、野田村、久慈市 〜 2011年6月2日

約1ヶ月前の6月初頭(震災から2ヶ月と3週間後)に、岩手県に行きました。
前々回・前回に引き続き、現地で撮った写真を公開します。

今回もまた津波による物的被害の写真が大半を占めます。
毎回書きますが、写真は「見せたい部分のみを切り取る手法」なのでどうしても演出になる傾向があります。報道の映像や写真ではなく実物を見たいと思って現地に行った私が、その写真をお見せしているというジレンマがあります。“カメラのファインダーという視点からの”…1つの事実として見て頂ければと思います。
お読みでなければ、初回の記事から読んで頂けると嬉しいです。


普代村

折れたポール

海沿いの公園にあったポール。
ポールの先に孤立したテトラポッド。あれが流されてきて、なぎ倒した可能性も。



水産物荷捌施設 (1)

水産物荷捌施設。



水産物荷捌施設 (2)

ここは近づけたので様子を見させて頂いた。



水産物荷捌施設 (3)

結構な高さだが、屋根上まで壊れていた。



野田村

野田村の被害

この辺りには住宅があったらしいが、何と言っていいのか。特に奥の方は住宅が密集していた痕跡が。正直まともに実感が湧かなかった。



野田村の被害をパノラマで

写真を繋げてパノラマ(約180度)にしてみたが、これでも伝わらない。



瓦礫の山

海岸近くには、瓦礫になってしまった物が積まれていた。



なぎ倒された松

海岸沿いは、松がなぎ倒され、塩で枯れていた。



住宅地の被害

先程の広い住宅地の跡を通り抜けた。



野田村災害廃棄物仮置場 (1)

野田村災害廃棄物仮置場。



野田村災害廃棄物仮置場 (2)

ひと月前と比べて町の中はかなり片付いたようだが、仮置き場に移動している段階で、まだまだその先が大変だと思う。



久慈市

久慈港近くの被害

久慈港も被害の痕跡がたくさんあった。



民家の被害

海辺の民家の被害。



ひといき

うに弁当

三陸鉄道の久慈駅で売っている「うに弁当」。旨かった!元気を頂いた!
ウニが復活してお弁当も復活したとのこと。数量限定で、このとき人数分足りなかったのだが、注文を喜んでくれた店主が急遽数を間に合わせてくれた。
その後このお弁当の話題がNHKで放送されていた。



以上、普代村から野田村、久慈市まででした。次回は、種市町の写真です。
見ていただき、ありがとうございます。



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