富士山頂に日が沈む「ダイヤモンド富士」…そんな光景を見てきました。
(写真はクリックで拡大します。あまり拡大しないのもあります)
いざ高尾山へ…
まずは高尾山の山頂でのこと。ここでは冬至の前後に見られるそうです。
この日も懲りずに自転車でやって来ました。いつも我が西東京市から2時間弱で着きます。
早めに出発したのでのんびり来る…はず、だった。(^_^;)
道中にて…(回想)
ギ、ギアが、壊れてるっぽい…。(一応叫んどく)ギア〜〜〜ッ!! (@o@;)
モンキースパナと携帯ペンチで、可愛くないカニさんになりながら調整。猿蟹合戦で思わぬ時間を食ってしまった。油で手が真っ黒。手がすべるわすべるわ。ギャグもすべるわ。
そんな訳で、かなり焦って到着。息絶え絶え。
新型ケーブルカー
ケーブルカーが新しくなったみたい。本当は二台ある両方とも撮りたかったけど、時間がなく泣く泣く諦めた。ダイヤモンド富士の時刻まで、あと1時間しかないのだ!(素直にケーブルカーで登れば余裕で間に合ってる気が…)
さて、登山!
自転車で来たら、徒歩で登山。いつもニコニコ最後まで肉弾戦。今日は休憩全く無し!
一号路を逝く・・・ぜぇぜぇ・・・ぐあっ・・・げほぼっ・・・ふもょら・・・(略)・・・
登頂!
いきなり登頂〜〜〜っ!!!
何だこの人ごみは…。ここは都心か?!(去年もそうだったけどね)
速歩き
後でわかったけど、徒歩登頂43分30秒の自己新記録。
45分を切るのはもう走らねば無理と思っていたので、速過ぎで驚き。しかも階段で足止め喰らったのに。この日は途中の分岐で男坂を使ってみたので、その方が断然速いらしい。登頂を速さで楽しみたい人は、男坂がお得みたいです。自分の歩行の探求とは逸れますが、気が向いたらまた男坂で挑戦してみます。ちなみにいつもは女坂使用。女坂なので美女がたくさん登っていると思い…年配の方に登山が流行ってるそうな。
ダイヤモンド富士なるか?!
さて、間に合ったみたい。ぼ、僕の(?)ダイヤモンド富士はっ?!
自転車と登山の長い長い道のりでやってきたのですが…
うわぁっ、また(また?!)曇が被ってやがるぅぅ〜〜っ!! (T_T)
写真中央に薄ら右上がりの線。正に右の雲の後ろが、富士山頂ってことだ…。「今日はダメだな…」辺りの人が漏らし始めた。
5分後…
く、雲が消えた…。何故か消えた!!
ダイヤモンド富士!!
「凄い!」「きれい!」などと歓声があがる。シャッター音が聞こえ始めた。
ダイヤモンド富士が、始まったのだっ!!!
数分のチャンスで撮りました。レンズと腕がへなちょこでお見苦しいですが、こんな感じです。
少しアップで。望遠450mm(35mm換算)でこのくらいの大きさ。
25日の朝日新聞のむさしの欄で、同じような写真が紹介されていました。誰だかわからないけど同じ場所にいた人だ〜! (^_^)
あぁ…、沈んだ…。わずか数分の出来事…。
最後に拍手している人も。雲を見て諦めた人が終わってから戻ってきて、更にガッカリしてた(涙)。
道中の苦労が走馬灯のように思い起こされる。帰りの道中のことは決して考えないようにしよう…。
ダイヤモンド後
富士山左が暗いのは、手前の空気に影が出来てるんだと思う。アップして山頂見てみて。暖色系のくせにメチャ寒そうだよ。
太陽が見えなくなってすぐ、高尾山も一気に冷えてきた。手が凍りそう。登りで汗をかいたので、冷え過ぎ。放射冷却。凍るって…。
別の走馬灯が見えてきた(笑)ので、山頂の影で着替える。寒中水泳な気分・・・でも不思議と暖かいような・・・寝ちゃダメだっ!!
しばらく山頂でジッと過ごす。小動物のように小刻みに震えながら。でも全然可愛くはないのだよ。ニコッ
5時過ぎた。そろそろ良いかも。
夜景を眺めながら下山
去年知ったのだけれど、夜景がやけぃに(…。)きれいなのだ!!
この夜景を所々見ながら、下山する。
下山について
ダイヤモンド富士の時期は臨時ケーブルカーが出ていて、この時間でも乗って帰れるはずです。(調べてね)
使わないで下る人もチラホラいます。僕も使わないんだけど。
ライトは何時でも持っていた方が良いですが、夕暮れ時にライトを忘れた人は1号路以外はぜひとも下りないで。
1号路も中腹のケーブルカー駅までは電灯が大体ありました。年中点いているかは不明。
それより下は、基本的に真っ暗です。舗装はされてます。
真っ暗闇で…
真っ暗な道を行く。今年は月も出てなくて、本当に真っ暗。
慣れた舗装された道というのもあって、敢えてライトを点けないで歩いてみる。結構楽しい。
(溝と縁に注意。お勧めはしない)
ときどき山の
(でも闇の中、僕とバッタリ出逢った人はもっと怖かったかも)
感度1600でシャッタースピードを10秒にして撮ってみたけど、この世のものは何も写らなかった。
金比羅台で夜景を見る。1号路から1分寄り道するとこんな景色があります。
走ってる電車が見えると楽しい。「何処を通ってきたのだろう?」と道を辿るのも楽しい。
しかし同じことだけど「何処を帰るのだろう?」と辿った瞬間に目の前が真っ暗になった…。もともと真っ暗だけど。
舗装してない道で少し下っていたら、闇の中を4人の学生(?)がライトを点けずにガヤガヤ上がってきた。たまたま直前でライトを点けたらびっくりしてた(笑)。これから登りかい!
「気をつけてね〜」と挨拶。何かあっても助けられなければ助けられないよ、と思う。…脳から「自分の方が危ない」というツッコミが(汗)。
無事終了…
そして、この無理矢理な楽しさと寒さで脳を麻痺させながら、無事に帰ってきました!!
今週は(今週?!)ダイアモンド富士がちゃんと見られて良かったよ!!
今年はこれで最後だな。執念で撮った気がする…。
高尾山のはおしまい!
東久留米駅のダイヤモンド富士
おまけで、西武池袋線の東久留米駅、富士見テラスからのダイアモンド富士。こちらは近所。
こっちの方が良く撮れているとかいうツッコミは禁止!(笑)
最後に…
ところでどうして「ダイヤモンド」富士なんだろう? 日本語でいうと、金剛石富士山か!?
最後まで、読んでくれてありがとう!!