Post ID:4319
お住まい:東京都
更に下へ。沢沿いを歩く。お爺さんが、沢の崖下に転がってた。
動けない状態。下で男性2人が付き添い中。上で女性のパーティーが心配中。お爺さんは単身登山者みたい。携帯圏外で、誰かが降りて知らせに行ってるとのこと。
「人手が必要ですか〜?」って上から聞いたら必要とのことで僕も下がる。そしたら、何とかお爺さんが起き上がったところで、皆でゆっくり上へ誘導。かなり痛そう。
お爺さんはプライドが高いのだか「余計なことするな」みたいな態度。びしょ濡れになった服を脱いだ方がいいとか勧められても、何か知らんぷり的な態度。結局脱いだけど。カイロ渡す人がいても拒否。付き添ってた人にも、上で心配してた人たちにも何にも言わない感じ。最低限何かしら挨拶ぐらいしても良いんじゃなかろうかと思った。こういう人は余計なプライドを抱えてるだけに、余計に踏んだり蹴ったりなんだろう。そういう点では可愛そうですが。
ザックを見張っててくれた女性には感謝です。付き添ってた人、つまり一番活躍した人(No.1)がザックを取りに行ってる間、ハッと気づいたらお爺さん1人でフラフラ下ってる!!
思わず走ったわさ。何だか知らんけど、おかしいくらい崖っぷち歩きたがる。環境とか把握してるのかな、大丈夫かな、わざとか? 「川」を渡りたいのか?
僕がお爺さんの横の崖っぷちへスッと到達したら、目だけチラッとこっちを見たのがわかった。もうアナタに話しかける気はないですが、この場所は譲りませんよ(笑)。失礼ながら巻き添えにも備えてますよ(笑)。ちょっと怒ってます。
その後、No.1の人が来て人手は大丈夫そうだったのでサッサとずらかる。あとでサイレン付バイク2台と担架持ったレスキュー(消防士?)5・6人と、救急車が駆け上がって行ったので、あのお爺さんのことだから更にプライド傷ついて踏んだり蹴ったりを味わったんでしょうなぁ。落ちたことには何も言いませんが、性格面では自分で自分の業を得ているんではないかな。
打ち所で入院はあり得そうだけど命は助かってると思いつつ、大丈夫だったろうか…。歳が歳だからなぁ。可愛そうに。
バカにして言ってる訳じゃないですよ。バカにしてると思うんだろうけど(汗)。
時間とか場所とか通る人が気づくかとか、打ち所によっては助からないんだな〜とリアルに感じつつ、少しブルーな気分でチャリで帰ったのでした…。寒いし…。遠いし…。暗いし…。恐いし…。?
高尾山4は、おしまい。