原爆の図 丸木美術館
丸木夫妻による原爆の絵が展示してある美術館に行ってきました。
夫妻が個人的に民家で細々とやってるのかな…なんて思いながら、やっと車一台通れる程度の道を進むと館が出現。
「遠いところをよく来てくださいました。都幾川のながれに耳をすませ、自然のうつくしい環境を守る美術館でごゆっくりどうぞ」
中に入ってビックリ。想像よりずっと広かったです。大きい絵が多く、中でも最後に入ったフロアは体育館にできそう(?)な程で、壁一面の絵に圧倒されました。また、靴を脱いでコタツのあるアトリエに入ることも。都幾川を一望できます。
作品は原爆の図ということで、もちろん清々しい訳はないです。主に原爆が落とされたあとの人々の様子が描かれています。これが実際に起こったことだと思うと、もの凄い惨劇であり(忘れつつある…)歴史的な大事件であったと想像されます。
また印象に残ったのは、原爆ではないですが、南京大虐殺の絵とそのコメントでした。被害と加害という視点が交差して考えさせられるものがありました。
見終わって、ドロドロとした感情が沸き起こった訳でもなく、行ってよかったと思いました。心に怒りや悲痛の種を植えることは、正しくはないだろうと思って気をつけてはいましたが。
人間の飽くなき欲や怒りや妄想で、戦争という愚行が起こるかと思うとバカバカしく思います。戦争に大義などありませんし、認めるべきではありません。一度認めれて穴をあければ崩れていきます。第二次大戦時も民間人は殺してはならないというルールがありましたが、原爆は落ちるは大虐殺はあるはで守られていません。ルールがあっても崩れるんです。だからといってルールがない方がよい訳ではありません。
米も根拠なかったと認めた、あのイラク戦争は何だったのでしょう。好き放題やって理由は後からつければいい…というような風潮、それを振りまく情報・マスコミ、それに甘んじたり許すエゴや無関心。昔より個人が力を得た(情報や自由みたいなものの)分だけ、あらぬ方向に集団的な妄想が膨らんで暴走すると大変なことになるのではないでしょうか。(絵を見るといざという時の個人の無力も感じますが)
美術館の場所は、埼玉県東松山市の都幾川のほとりで、のどかな良いところです。その分集客が難しいのか、存続の危機が報じられているのを昨年の新聞で読みました。サイトを読む限り、今も状況は変わっていないようです。残念です。
ちょっと不便な場所かもしれませんが、色々と楽しい理由をつけて行ってみては如何でしょうか??
夫妻が個人的に民家で細々とやってるのかな…なんて思いながら、やっと車一台通れる程度の道を進むと館が出現。
「遠いところをよく来てくださいました。都幾川のながれに耳をすませ、自然のうつくしい環境を守る美術館でごゆっくりどうぞ」
中に入ってビックリ。想像よりずっと広かったです。大きい絵が多く、中でも最後に入ったフロアは体育館にできそう(?)な程で、壁一面の絵に圧倒されました。また、靴を脱いでコタツのあるアトリエに入ることも。都幾川を一望できます。
作品は原爆の図ということで、もちろん清々しい訳はないです。主に原爆が落とされたあとの人々の様子が描かれています。これが実際に起こったことだと思うと、もの凄い惨劇であり(忘れつつある…)歴史的な大事件であったと想像されます。
また印象に残ったのは、原爆ではないですが、南京大虐殺の絵とそのコメントでした。被害と加害という視点が交差して考えさせられるものがありました。
見終わって、ドロドロとした感情が沸き起こった訳でもなく、行ってよかったと思いました。心に怒りや悲痛の種を植えることは、正しくはないだろうと思って気をつけてはいましたが。
人間の飽くなき欲や怒りや妄想で、戦争という愚行が起こるかと思うとバカバカしく思います。戦争に大義などありませんし、認めるべきではありません。一度認めれて穴をあければ崩れていきます。第二次大戦時も民間人は殺してはならないというルールがありましたが、原爆は落ちるは大虐殺はあるはで守られていません。ルールがあっても崩れるんです。だからといってルールがない方がよい訳ではありません。
米も根拠なかったと認めた、あのイラク戦争は何だったのでしょう。好き放題やって理由は後からつければいい…というような風潮、それを振りまく情報・マスコミ、それに甘んじたり許すエゴや無関心。昔より個人が力を得た(情報や自由みたいなものの)分だけ、あらぬ方向に集団的な妄想が膨らんで暴走すると大変なことになるのではないでしょうか。(絵を見るといざという時の個人の無力も感じますが)
美術館の場所は、埼玉県東松山市の都幾川のほとりで、のどかな良いところです。その分集客が難しいのか、存続の危機が報じられているのを昨年の新聞で読みました。サイトを読む限り、今も状況は変わっていないようです。残念です。
ちょっと不便な場所かもしれませんが、色々と楽しい理由をつけて行ってみては如何でしょうか??